セントウソウ属(セントウソウぞく、学名:Chamaele)はセリ科の属の一つ。

特徴

多年草。茎は株状になり、根元近くから数本の茎を出す。葉に長い柄があり、1-3回3出羽状複葉になり、小葉や裂片の形は変異が多く、さまざまである。花は複散形花序で頂生し、複散形花序の下の総苞片、小花序の下の小総苞片ともに無い。萼筒の先の萼歯片は無い。花弁は5弁で白色、花弁の先はふつう平らであるが、ときにわずかに内曲する。果実は楕円形で、分果の横断面は円形、表面は無毛。分果の隆条は低い脈状で、油管はない。

日本特産の単型属で、セントウソウ1種がある。

  • セントウソウ Chamaele decumbens (Thunb.) Makino
    • イブキセントウソウ Chamaele decumbens (Thunb.) Makino f. dilatata Satake et Okuyama
    • オオギバセントウソウ Chamaele decumbens (Thunb.) Makino f. flabellifoliata Y.Kimura
    • ミヤマセントウソウ Chamaele decumbens (Thunb.) Makino f. japonica (Y.Yabe) Ohwi
    • ヒナセントウソウ Chamaele decumbens (Thunb.) Makino var. gracillima H.Wolff
    • ヤクシマセントウソウ Chamaele decumbens (Thunb.) Makino var. micrantha Masam.

ギャラリー

参考文献

  • 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本Ⅱ 離弁花類』(1982年)平凡社
  • 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)

セントウソウ

セントウソウ(野草と一休み)

セントウソウ.セリ科.セントウソウ属.多年草.2分果

セントウソウ

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