隅田駅(すだえき)は、和歌山県橋本市隅田町
歴史
年表
- 1898年(明治31年)4月11日:紀和鉄道が五条駅 - 南和鉄道接続点(現・大和二見駅) - 橋本駅間で開業した際に設置。
- 1904年(明治37年)8月27日:紀和鉄道の路線が関西鉄道に買収され、同鉄道の駅となる。
- 1907年(明治40年)10月1日:関西鉄道が国有化され、帝国鉄道庁の駅となる。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称が制定され、和歌山線の所属となる。
- 1916年(大正5年):木造駅舎(旧駅舎)が建つ。
- 1975年(昭和50年)10月1日:貨物の取り扱いを廃止。
- 1984年(昭和59年)
- 2月1日:荷物扱い廃止。
- 10月20日:無人駅化。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
- 2011年(平成23年)12月27日:橋本市立隅田中学校美術部員および卒業生による駅舎・ホーム待合室の壁画が完成。
- 2020年(令和2年)3月14日:ICカード「ICOCA」が利用可能となる。
- 2022年(令和4年)
- 9月:新駅舎が完成し、使用を開始する。
- 10月30日:旧駅舎解体のため、お別れ会(隅田駅感謝祭)を開催。
鉄道唱歌
鉄道唱歌にも当駅が歌われているが、「五條すぐれば隅田より…」には「すみだ」と仮名が振ってあり、正しく読むと字足らずになるので大和田建樹自身が誤読したものと思われる。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ行き違い可能な地上駅。和歌山線の電化時に無人化された無人駅である(現在の管理駅は橋本駅)。上りホーム側に駅舎があり、下りホームへは跨線橋で連絡している。駅舎内には簡易型の自動券売機があり、これまで大人650円区間(37 km以内)の乗車券しか購入できなかったが、2011年(平成23年)3月1日よりオレンジカードを利用することが出来るタッチパネル型の新型券売機に取替られた。
のりば
- 付記事項
- 旧駅舎と下りホーム待合室には落書き防止のため橋本駅長の依頼を受け、2011年4月29日から沿線の隅田中学校美術部員によりイメージキャラクターや地元の風景などの絵が描かれ、同年12月27日に完成式典が開催された。
- 2022年8月までに下りホーム待合室が撤去され、同年9月から新駅舎の使用が開始された。
- 老朽化に伴い、旧駅舎は2022年度末までには解体撤去される予定であるが、橋本市は駅の絵画保存を検討した。その後、イラスト2点が橋本市立隅田中学校に移設(寄贈)された。
- 駅前に公衆トイレがある。
利用状況
近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
駅周辺
商店そのものは駅前に若干あるが、大きな商店は北に離れて並行する国道24号沿いに並んでいる。当駅と国道24号を結ぶ道路として和歌山県道108号線が設けられている。
バス路線
駅前に「隅田駅前」停留所、国道24号沿いに「ニトリ前」停留所があり、以下の路線が乗り入れる。
- 隅田駅前
- 夢たまご・ハイランドタクシー
- 下筒香集会所前 行き
- ニトリ前
- 橋本市コミュニティバス 東部線
- 車庫前 行き
- あやの台オークワ前 行き
- 橋本市デマンドタクシー 谷奥深線
- あやの台オークワ前 行き
- 谷奥深行者集会所前 行き
その他
当駅の壁画は橋本市立隅田中学校の美術部員および同校の卒業生によって描かれたが、当駅に隣接する下兵庫駅でも2014年(平成26年)から2015年(平成27年)に同校によって「下兵庫駅ペイント作戦」というプロジェクトが行われた。なお、イラストに登場するキャラクターは当駅と同一である。しかし、施設老朽化に伴い、2020年(令和2年)頃に待合室の建て替えが行われたため、イラストは現存しない。
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 和歌山線
- ■快速(粉河駅以東各駅停車)・■普通
- 大和二見駅 - 隅田駅 - 下兵庫駅
- ■快速(粉河駅以東各駅停車)・■普通
脚注
出典
本文中の出典
利用状況の出典
和歌山県公共交通機関等資料集
和歌山県統計年鑑
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 隅田駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- 橋本市立隅田中学校の美術部員とOBの力作です【木造駅舎カタログ】和歌山線08/221 隅田駅 - 鉄道チャンネル(運営:エキスプレス)



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