ISO 8859-11は8ビットの文字コードで、ISO 8859標準の一部である。タイ語で使われる文字をカバーする。1999年にISO 8859標準へ追加された。タイの国家標準TIS-620 (1990年) とほとんど同じであり、ISO 8859-11は16進値 A0 にノーブレークスペースを定義しているのに対し、TIS-620は未定義のまま残しているという点のみが違う (現実には、この小さな違いは通常無視される)。
ISO-8859-11はISO 8859シリーズに基づくIANAキャラクタセットの通常のパターンに従っているが、登録されたIANAキャラクタセット名ではない。しかしながら、同等に近いTIS-620 (ノーブレークスペースが欠けている) がIANAにより登録されている。
マイクロソフトのWindowsコードページ874もタイ語版のApple Macintoshで使われるコードページもTIS-620の拡張である — しかしながら、互いに互換性はない。
ISO 8859の他の全種類と同様、下位128の符号はASCIIと等価である。追加の文字はUnicodeにも同じ順序で登録されており、A1からU 0E01へ (以下同様) シフトしているだけである。
- すべての文字を見るには文字サイズをおよそ200%に設定する必要がある。
上記の表では、20は通常のSPACE文字で、A0はNO-BREAK SPACEである。
- 符号値 00-1F, 7F, 80-9F, DB-DE および FC-FF には、ISO/IEC 8859-11では文字が割り当てられていない。
- 符号値 D1, D4-DA, E7-EE は結合文字 (en) である。
外部リンク
- ISO/IEC 8859-11:2001 (英語)
- ISO/IEC 8859-11:1999 - 8-bit single-byte coded graphic character sets, Part 11: Latin/Thai character set (ドラフトの日付は1999年6月22日; 2001年12月15日発行のISO/IEC 8859-11:2001により置き換えられた) (英語)
- Windowsコードページ874 (英語)
- MacThaiコードページ (英語)
- ISO-IR 166 Thai character set (1992年7月13日, タイ標準TIS 620-2533 (1990年)より) (英語)
- Standardization and Implementations of Thai Language (英語『タイ語の標準化と実装』) PDF 175k




