横浜金沢ハイテクセンター(よこはまかなざわハイテクセンター)は、神奈川県横浜市金沢区にある施設。21世紀におけるイノベーションの創造と発信、および新産業の集積をめざし、1994年2月にオープンした。

需要の減少のため、横浜市は2023年(令和5年)内に売却する方針である。

構成

テクノタワーが入る一般棟(地上22階、地下1階)と横浜市工業技術支援センターなどが入る公共棟(地上6階、地下1階)からなる。横浜市金沢産業振興センター、金沢工業団地、金沢流通団地が隣接している。

  • 開設年月日:1994年(平成6年)2月1日
  • 敷地面積:14,891.27m²

一般棟

高さ約100メートルの建物で宿泊施設「横浜テクノタワーホテル」と賃貸オフィスが入る。

住友生命保険の研修施設やその他企業のオフィス、R&D対応オフィス、レストラン、コンビニエンスストア等が入居している。

公共棟

横浜市工業技術支援センターとテクノコア(横浜企業経営支援財団が運営)が入る。

このうち横浜市工業技術支援センターは市内企業の技術支援機関(公的試験研究機関)で、技術交流や技術指導、製品開発や試験の支援を行ってきた。しかし、保有機器の老朽化や一般化が進み、先端技術等に対応できなくなっており、横浜市工業技術支援センターは2023年度末で廃止する方針である。

テクノコアは、創業期の企業活動支援や企業等の新分野進出支援や、大学との共同研究等の実施を目的とし、R&Dスタートアップラボラトリー、産学共同研究ラボラトリー、研究開発支援ラボラトリー、技術相談室、資料室、展示室、特別会議室、会議室、交流サロン等が設置されている。

売却へ

2023年9月13日、横浜市は、オフィス部分の需要が低く、赤字が続く見込みであることから、横浜金沢ハイテクセンター全体を一括して2023年度中に売却する意向を明らかにしている。

所在地

〒236-0004 横浜市金沢区福浦一丁目1番地1

交通アクセス

  • 道路
    • 横浜横須賀道路並木ICから車で2分
    • 首都高速湾岸線幸浦ランプから車で1分
  • 鉄道
    • 金沢シーサイドライン産業振興センター駅徒歩1分

脚注

関連項目

  • 京浜工業地帯
  • 起業
  • インキュベーター
  • 横浜テクノタワーホテル
  • けいはんなプラザ
  • シリコンバレー
  • 横須賀リサーチパーク
  • かわさきマイコンシティ
  • かながわサイエンスパーク

外部リンク

  • 横浜市経済観光局
  • 財団法人横浜産業振興公社 (IDEC)
  • 社団法人横浜市工業会連合会
  • 住友生命相互保険会社
  • 横浜テクノタワーホテル
  • SOHO横浜


神奈川の産業用地・賃貸オフィス情報

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